或る朝
2009/11/06(Fri)
冷え性なので、寒さは殊更身にしみてこたえます。
ウンコで釘が打てそうな季節を前にし、
その寒さを考えただけで関節がきしみます。
僕が遺伝子工学の権威だったら、真っ先に自分の体毛を
ヒートテック仕様にする。するんかい。

冷えによく効くと聞き、今、コンビニで「生姜チャイ」なるものを飲んでいます。
よく見ると、缶に「冷えは、オンナの大敵!」なるキャッチコピーが。
じゃあ何ですか、男性は凍え死んでもいいというのですか。
缶にマジックで「おっさんも可」と書き足したい衝動に駆られます。
世間はおっさんの冷え性に対し、冷凍のマグロの切り身のように冷淡です。
大聖堂で凍え死んだネロの心境が今、痛いほどよく分かります。僕はもう疲れたよ・・・
そろそろ天使がラッパを吹き鳴らしながら舞い降りてきているのではないかと
頭上を見上げましたが、万引き防止用のミラーに、生姜チャイをすすっている
丸刈りのおっさんが写っているだけで、お迎えはまだのようでした。

そんな秋の朝。(はよ仕事しろ)
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木枯らしとキャッチボール
2009/11/04(Wed)
皆さんお久しぶりです 

月曜、勝手に有休をとり、4連休を自宅で過ごしてまいりました
子どもたちも、野球チームの練習が インフルエンザの流行で休みになり
図らずも終日一緒に過ごせました インフルエンザさまさまです
といっても、連日バッティングセンターへ連れて行き、帰りに公園でキャッチボールと
ノックをしてたので、似たようなもんですが
まだまだへなちょこですが 時々びっくりするくらい伸びるボールが帰ってきます
木枯らしの中、「早くホームラン打ってぬいぐるみを客席に投げるのやりたい」と
言うのを、その前にやることがある的な話をしながら帰る。

そのうち我々ではキャッチボールの相手なんてできなくなるだろう
家族4人で練習したことを、彼らはいつまで覚えているだろうか
嫁はんと2人 我々は決して忘れることはないだろう。

子どもたちの夕暮れに伸びる影の長さは、
親2人の長さにどんどん近づいていました。
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インプットリスト
2009/10/28(Wed)
【本】

宮藤官九郎「妄想中学ただいま放課後」

 クドカンが、中学の理想の自分のクラスを作るというコンセプトで集めた
有名人の個別対談集。中学時代のクドカンが言ってた、
「今日の俺はきのうより面白くないといけない」は座右の銘にしたい。
(もっとほかのこと頑張れよ俺・・たとえばほら、例えばだけど、仕事とか・・・)


深澤真紀「自分をすり減らさないための人間関係メンテナンス術」

著者が上野千鶴子と対談してて、面白かったので。
こういうハウツー本って大体、役に立たないんだけど、まあ精神安定剤みたいなもんで。
著者の言葉ではないが「すぐに役立つ情報はすぐに役に立たなくなる」、てのを座右の銘として、私も心に置いてはいるのだけれども。


伊藤たかみ「八月の路上に捨てる」

 「よくさあ、気づかれないでやる浮気はいいとか言う人いるでしょ。
  最後に戻ってきてくれればいいって。だけどあれ間違ってるよね。
  男と女でしょ、本気になったらみんな無様になるって。修羅場にもなる」


こうやって私は本から男女の機微を学ぼうと努力しているのです・・・
なんだかんだ言って、本読むのと映画見るのがいちばん脳内の振幅が大きいと思う。
しれっと本読んでるやつは、まったくもう何考えてんだか、
ほんと要注意である(いい意味でね)。
第135回芥川賞受賞作。


山本周五郎「青べか物語」

舞台が今住んでいる浦安なので。
とにかく人物描写が秀逸。古典が読み継がれるのには
やはりそれなりに意味がある。むかし現代文の読解問題に
出てきた一節に再会し、大変懐かしく読む。


絲山秋子「スモール・トーク」

一組の男女の恋愛憚を、クルマにまつわる連作で綴る。
著者自身も、フィアット・パンダやアルファを乗り継ぐクルマ好き。
クルマの魅力を官能レベルからテキストに変換する技術は
当代随一かも。営業マン時代に乗ってた、カローラバンの話も面白い。


【DVD】

「及川光博ワンマンショーツアー06/07 君こそスターだ!」

噂では聞いてたけど、すごいショーマンシップ。ここまでくるともう
「演芸」の領域である。「さあおいで!一緒に輝こう☆」とか
「俺ってムラムラ村の村長さんだよ?」とか叫んでて、こっちは画面に向かって
お茶吹いたが、客先には普っ通ーに受け入れられてるのがすごい。
北朝鮮のマスゲーム並に熱狂的に盛り上がってる。ええもん見せてもらいました。
そしてMCでのトークがエロ面白い。女子と下品な話をして引かれないのは、
僕もわりと得意なのですが・・・これが商売として成り立ってることが
うらやましい。いったい彼と僕の何が違うのかしら・・・(姿鏡を見ながら)
喉がちょい弱いのが、ミュージシャンとしてちょっとしんどいとこかな?


「世界最速のインディアン」

これはめちゃいい映画だと思う。必要にして十分なものが詰まっている映画。
昨今はなにかとマーケティングの作為が目立ちすぎる映画が多い中で、
鰹ダシだけで十分に味わい深い料理を頂いたような感じがした。おすすめです。


「少年メリケンサック」

んー、面白かったけど、ちょっとドタバタしすぎかな。
パンクロックのとらえ方ってこれでいいのか?と思い始めると、
もう見ていられなくなる。
僕のような、中途半端に音楽が好きな人はちょいつらいかも。


「TOKYO JOE マフィアを売った男」

実在の人物、ジョー・エトーの半ドキュメント。マフィアに至近距離で3発も撃たれながら、
奇跡的に生き残り、マフィアと腐敗権力を大量に刑務所送りにした人物の壮絶な半生を
元FBI、実弟などのインタビューを軸に描く。
音楽担当のハズマット・モディーンてバンドがかっこ良くて気になる。


「色即ぜねれいしょん」

詳細はこないだのブログにて。新宿シネマート。
東京にいると文化面の接触は確かに便利なのだが、家族との接触が・・・(涙)


「野良犬」

黒澤明作。やはり映画で一番大事なのはアイデアの面白さだ、と
再認識。若い頃の三船敏郎が男前。


「バーン・アフター・リーディング」

夏のロードショーを見逃してた、コーエン兄弟の最新作。
相変わらず人間の業の深さみたいなものに斬り込んでて、良くできてるが、
ちょっと後味悪すぎる。トレーラーとか一切観ずに
先入観無しで観た方が良かったかもしれない。


「マッドマックス」

もう何度観たことか・・・この映画といい、「フレンチ・コネクション」といい、
ガチのカースタントで、アドレナリンがドッパドッパに出る。映画館で観たい。
ちなみに「フレンチ・コネクション」の有名なカーチェイス(車線を逆走してチェイスする
シーン)は、本当の一般道の車線を、予告なしで本当に逆走して撮影したらしい。
つまり、映っている、逆走する車をあわててよけてクラクション鳴らしてる車は
たまたま通りかかった、善良な一市民って訳!ムッチャクチャだが、これでスリリングな絵が
撮れない訳が無い。マッドマックスもスタントマン2人死んでるし・・・
そういう意味では、いくら本物みたいに派手なアクションを、CGで「作れる」としても、
観ててオモシロいのはどっちよ?という話で。


「告発のとき」

イランに出征した息子が帰国後行方不明に。元・軍警察の父親が調べあげた事実とは・・・
「クラッシュ」「ミリオンダラー・ベイビー」のポール・ハギス監督作。
こういう自国の暗部を炙り出すような脚本に、予算が付くこと自体、まだ健全なことなのか。
それともそういうお国柄なのか。



【CD】

ハッチハッチェルバンド「クダラナの友3月号」
V.A.「色即ぜねれいしょん オリジナルサウンドトラック」

またやってしまった、プレイバックに収録したいがために、高いCDを大枚払って。
どっちもレンタルにないし。
でもやっとこれで、今年のプレイバックの目処が付きました(深い自己満足のため息)
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浦安いまむかし
2009/10/23(Fri)
今住んでいる、千葉県浦安市の寮では、
土曜日、お風呂がお休みです。

なので、近くに銭湯はないものか、とgoogleで調べてみたところ、
何故か銭湯が3、4軒も固まっている所があります。
気になって色々調べてみると、いろいろ興味深い史実がわかり、
結果的には、この浦安という街の発展の歴史まで
話が及ぶことになってしまいました。



いまではほとんど見る影もありませんが、ここ浦安は元々、浦粕と言われた漁師町です。
(山本周五郎「青べか物語」に描かれた世界。今読みかけてますが
 メチャメチャ面白いです。)
しかし高度経済成長期、江戸川にできた本州製紙の工場から、大量に真っ黒の排水が
流れ出て、公害は社会問題化します。(本州製紙工場事件
公害は鎮静化したものの、結果として漁師たちは漁業補償を手にし、
船を捨て、一斉に陸に上がってしまいました。
その、漁師たちがまだ健在だった頃に栄えたのが、その古びた銭湯のある
当時の歓楽街「フラワー通り」で、近くには、昭和○○年の風営法改正まで、
赤線(売春宿)地帯が立派に営業していたとのこと。
銭湯の近くには未だに「天ぷら・うなぎの店」「寿司屋」「ふとん店」
などが点在することから、うろついてみると、一気にイメージが広がります。


 「しかし今日は大漁やったなあ。
  釣った魚で船底が抜けそうな、っちゅうのは
  このこっちゃ・・・
  おい、今日は今からひとっ風呂浴びるやろ、
  そのあと、テンプラ、うなぎてな、精のつくもん
  食うてやな、どや、ひとつ皆で、女郎屋に繰り込む
  っちゅうのは」

 「いや、けどもやな、わしゃ女ごちゅうもんが、どうもな」

 「何やねん、嫌いかいな」

 「・・好きやねん」
 
 「好きなんかいな!もって回った言い方しないな。
  ほな行くで行くでェー・・・・・ドンジャンドンジャン(太鼓&三味線)」



今はすっかり寂れ、人通りもあまりないフラワー通り。
かつての喧噪が一瞬、垣間見えたような気がしました。
大阪弁なはずはないのですが。

ディズニーランドでは決して味わえない、DEEP浦安。
週末、銭湯に入ってテンプラでも食ってみよう。
あ、赤線地帯はもうありませんので、その後はまっすぐ寮に帰り、
妻のいる名古屋方向に向かって五体投地を100回し、五穀豊穣の踊りを
8時間半踊ってから、両手を胸に組み、固く目をつむって
修道女のように眠りたいと思います。
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系譜
2009/10/22(Thu)
ゆうべは落語大学の先輩・笑鬼さんに 浅草でスキヤキをごっつぁんになりました
笑鬼さん どうもありがとうございました 正直メチャうまかったです
やん愚さんが、なぜ反省してはるかを教えてもらい、胸のつかえが下りました
しかし笑鬼さんは16コ上で、先週遊んでたフーリンとぐりこは12コ下です 
笑鬼さんは「こないだ、ぐりこのケツ、4回くらいさわったった」と豪語してはりました
親子ほど年が離れているというのに・・・
そして笑鬼さん、焼酎をボトルキープ。瓶には、なんの迷いもなく白ペンで、

「落大」。
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とっぺんぱらりのPooh ( A Walt Disney Picture )
2009/10/20(Tue)
とにもかくにも不気味なのは、「エコナ」の販売自粛に関する顛末である。
牛肉だの赤福だの、たいして命に別状も無いのに、あんだけボッコボコに
叩かれたのに比べ、エコナ、必要最低限のニュースしか流れんもんな。
お金の力ってほんとにすごいと思います。
トヨタ車の悪口をおおっぴらにどこも書かないのと同じ理屈だと思ってんですが、
違うんでしょうか。
物事を、自分のものさしで捉える努力を怠ると、どう考えても勝てない戦争を
勝てるような気にさせられてた頃に戻ってしまいそうで、不気味でしょうがない。
マスコミにはだまされないぞ。

どうせだまされるなら、俺は「爆乳三国志」にだまされてみたい。
CDのタイトルが「爆乳マンイーター」。何食ってんだよ!(はじけるような笑顔で)
「全日本コール選手権」の「男子寮」をなぜか思い出す秋の夜長。

(↑よい子のみんなは、人前やオフィスで絶ッッ対に再生しちゃダメだぞっ。粛清されちゃうぞっ。)
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まめぞうのぶらり関東 柴又編
2009/10/17(Sat)
きょうは大学の後輩のフーリンくんに誘ってもらい、柴又に行ってきました。
彼の落研同期のぐりこも九州からやってきて一緒。
来年めでたく結婚とのこと。おめでとうおめでとう。

ちなみに後輩と言っても12コ下の後輩ですが、これくらいの離れ方は
我々落語大学OBでは、特にイレギュラーなことではありません。
落語という、かつては世代を問わず好まれた演芸の元に集った仲間ゆえに、
世代などと言うチンケなものは超越させてしまうのでしょうか。

2人とも、「寅さん」ファンなので、その盛り上がり方は尋常ではなく、
ぐりこなどは、劇中よく出てくるという「矢切の渡し」のある河の
河川敷を見ただけでもう失禁しそうになっています。

その河川敷で、ぐりこの作ってきてくれたお弁当を頂いてから
寅さんファンの聖地、「葛飾柴又寅さん記念館」へ。
寅さんの実家「くるまや」のセットの実物が永久保存されています。
ぐりこがまた失禁しそうな勢いで興奮状態に陥っています。あんた何歳だ。
寅さんクイズで好成績を残して売店へ。500円で寅さん衣装を借りられるというので
ふーりん、にわかコスプレ。ほんまもんのどチンピラのようである。
写真とって衣装を返しに言ったら、売店のおばさんに

「(寅さんの定番スタイルである)
 ジャケットを肩から羽織ったスタイルでちゃんと撮影したか」

と、注意を頂き、再撮影。オリエンタルランドに引けを取らない
行き届いた配慮である。リピーターがそんなにはいないとは思うけど。

帝釈天の参道の茶店で団子食ってから柴又を辞す。
お2人さん、きょうはいろいろありがとう。また遊んで頂。
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文化系をなめんじゃねえ。
2009/10/17(Sat)
新宿シネマートにて、「色即ぜねれいしょん」を観た。
「サマーウォーズ」に引き続き大当たり、直球どストライク。1800円払って観て良かった。

京都の仏教系私立高校に通う、優等生にもヤンキーにもなれない中途半端な高校生が
夏の旅を経て、音楽、恋を織り交ぜながら人間的に成長していく。みうらじゅんの半自伝が
原作。70年代の設定で、かなり忠実に再現してあり、僕とかもう少し上の年代の人は
かなりリアルにシンクロできるのではなかろうか。くるりの岸田繁、銀杏BOYZの峯田和伸、
そして何より主人公の渡辺大和くん(黒猫チェルシー)の素直な演技がすばらしい。
変にジャニーズとかのアイドルに主役を食われなかったことが、本作の成功の
最大要因じゃないかと思った。
サントラを買ってしまったので主題歌「どうしようかな(オリジナルはあの「村八分」)」を
プレイバックに収録決定。いやー、ええ仕事してますわ。
いい映画を観ると、映画館出てから世界が変わって見えるような気がする。

予告編



「どうしようかな」
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一番面白いブログは
2009/10/16(Fri)
一番面白いブログはなんだ?と聞かれたら、
迷わず僕は村西とおるのブログだ、と答えます。
質、量ともにNO.1です。ぜひご一読を。笑え、泣け、そしてアツい。
しかもしばしばエロい。人間愛に満ちた憂国の徒です。いや、本当に。
これだけのテキストをものにできる人はそうそういないだろう。
只で読めること自体貴重です。
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「複数で中華に行くと注文し過ぎる」
2009/10/14(Wed)
会社帰り ひとりで中華を食べとります

今日からまた寮 チョー面倒です
うちに帰って、何てことない話をする相手がいるってのは大切です
「イササカ先生はフルネーム、イササカ ナンブツなんだよ」「へえー」とか。


まあいいや。
光あるうち光の中を進め、だ。
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