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落語総括2015
2015/12/27(Sun)
26日のげいぶん寄席で、本年の高座予定はすべて終わりました。
私はいま、使用後の蚊取り線香のように、真っ白になって横たわっています(渦巻き型かい)。

年末恒例の振り返りを、私も書いてみたいと思います。
(すいません、長いです)


●落語合計 31席
 (それ以外に、大喜利のみ2回、「この中にひとり」1回)

去年が24席、社会人で始めた一昨年が7席だったので、ものごっつたくさん、機会を頂けたのだなあ、と感謝してます!ほんとうに、ありがとうございました。


●落語内訳 (*印がネタおろし)

  遺言 ×8
* 憧れの甲子園 ×6
* 親子酒 ×6
  だんじり狸 ×3
* 天狗刺し ×3
* 振り込め! ×2
* たらればのゆくえ(自作) ×1
* 宴もたけなわ(三題噺、自作) ×1

  合計 ×31

・・・どーにも、とっちらかった内容ですね(笑)

「宴もたけなわ」は1週間ででっち上げ、ほぼカンペ頼みの違反仕事(笑)ですが、それも入れていいのなら、ネタおろしは6席でした。私の処理能力では、もうほんまにいっぱいいっぱいで、耳と鼻から煙出そうです(笑)。
自作×2、プロの新作×2、古典×2で、まあバランス取れてたのかなあ。てか、飽きっぽいから違う事したくなるだけなんですが(笑)。和食が続いたからピザ食いたいなーみたいな。違うか。


●今年のトピック


1.吠えたぬ、1周年。

昨年の毘沙門天での旗揚げ公演以降、何とか、1年継続することができました。まあもう、ほんとーに、いろんなことがありました(笑)。たくさんのお客様にリピートでお越し頂けるようになってきており、やっと根付いてきたかなー、ホームって呼んでいいかなー、という手ごたえを感じています。比較的若いお客さんが多いのも特徴です。本当に、皆さんの応援と、メンバーの皆さんの積極的な活動が頼りです。来年も、引き続き、よろしくお願い致します。

来年から「吠える狸の落語会」は、1回増やして、年5回の開催を目指して活動します。3,6,9,12月の第1日曜、および池田大会の直後です。
(来年3月は都合で12日、池田直後は、大会日程決定後に調整します。)

それから、毎回ではありませんが、来年から吠えたぬにゲストをお招きします。よりお客さんに楽しんで頂ける寄席を目指そうと思ってますので、ご期待ください!


2.ライチ、暴発。

今年の関東のシャッフル寄席ブームの先鞭をつけた(と自分では勝手に思っている)、「落語アナーキーインザ新宿(RAitSi)」を開催しました。今年はほんとにいろんなシャッフル寄席があって楽しかったですねー。来年、ライチ2やります。詳細はまた、追ってご案内致します。てか詳細決まってない(笑)。


3.生下座、始動。

吠えたぬで生下座をはじめました。下座に関しては自分に知見が無く、参加頂いている皆さんのやる気と知見におすがりしてばかりですが、すごくお客さんに喜んでもらえるし、できる限り続けていきたいな、と思ってます。


4.池田、見送り。

甥っ子の結婚式と重なり、申し込みすらできませんでした。その喪失感たるや。来年は参加できるといいな。


5.そして、千葉。

皆様のおかげで準優勝を頂きました。未だに信じられない気持ちでいます。ほんとにありがとうございました。初物好きなので、上方落語で初入賞ってのは、余計うれしかったです。


6.特に、あの舞台は。

2/8明通寺「だんじり狸」、きよきよさんが泣いてくれました。

2/21広島チャリティ「遺言」、初めての遠征。あんたが大将、行けて良かった。

5/4マラソン「憧れの甲子園」、上半期ハイライト。出しきりました。

5/17ライチ「たらればのゆくえ」、ネタ詰まり、「席亭張ってるくせに高座ですいません言うな」と怒られる(笑)。すいません。

8/2鹿沼三題噺「宴もたけなわ」、言われて急きょ1週間ででっちあげ。珍歌さん談「あれ、反則!今回はいいけど(笑)」。すいません。

10/12高輪教会「だんじり狸」、教会に響くハメモノ、最高でした。天に召されかけた。

11/22千葉決勝「親子酒」、よく笑ってもらえました。それまでの稽古指摘、ご指導に感謝。

12/13吠えたぬ「振り込め!」、ネタがふっ飛ぶ。タスケテ!タスケテ!みんなが必死で教えてくれた。すいません。感謝!



●来年

今のところ、東京単身赴任の継続は決定しておりますです。(微妙な表情)

相変わらず、時限爆弾抱えて活動してる感じで、やれるうちにやれることは、全部やっときたいな、と思って焦る気持ちが強いのですが、引き続き、いろいろ面白いことを見つけてやっていければいいな、と思っております。落語もいろいろやりたいネタがあります。ひとつくらい、ハメモノ入りの古典に挑戦してみたいです。福笑師匠のネタも面白いのたくさんあるし。楽しみだなー。

今、自分が置かれている環境は、社会人落語をやってる人間としては、これ以上無理なんじゃないか、というくらい、恵まれていると思っています。全国の仲間の皆さん、支えてくれている方々、放置してくれている嫁はん、ネタを供給してくれる子供たち。そして私の犯した罪を裁かず、世界を引き続き有るものにして下さっている方。皆さんのお陰で、なんとかやっていけてます。ほんとにありがたいと思ってます。いつか、罪滅ぼしとご恩返しができるといいのですが。

なんでこんないろんな思いまでしてやってるのか、時々分からなくなることがあります。始めた頃のように、無邪気に、楽しい!だけではなくなりました。そんな時にツイッターで添付画像を見ました。「あなたが好きなこと」「人のためになること」「あなたが得意なこと」以上すべてに当てはまることが「あなたがやるべきこと」である――不遜にも、得意、と仮に言ってしまっていいのなら、社会人落語は私がいま「やるべきこと」なんだ…と思うようにしています。

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2015年、本当にお世話になりました。来年も、どうぞよろしくお願いします。

関大亭豆蔵
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OYAKOZAKE TO WATASHI (日本語版)
2015/11/27(Fri)
国際大会だったので、タイトルは英語にしてみた。

先日の国際落語大会in千葉では、「親子酒」で準優勝させて頂きました。皆さんのお蔭です、ほんとにほんとに皆さんのお蔭です。ありがとうございました。

春ごろ、初めての酔っ払いネタ「憧れの甲子園」をやり、あー、酔っ払いのネタって面白いな、もういっこくらいなんかやりたいな、というのがネタ選びのきっかけです。単純!

で、東京に来てから、「親子酒」はさん歩さんとか小遊さんとか、社会人でいろんな人が演ってるのを観ていて面白いなーと常々思っていて、上方のより展開がシンプルだし、冒頭のおかみさんとのやりとりが面白いし、なんせ上方のは枝雀のイメージが強すぎるし、じゃあ江戸のネタを上方のことばにコンバートしてやってみるかと。安易!

いくつかYoutubeで聴いて(金かけてないなー)、元ネタは白酒師匠のに決めました。
頭で変換しながら大阪弁のテキストを起こすのはなかなか楽しい作業でした。

まずは10月の吠えたぬでネタおろしをし、その後、稽古会と出る寄席、ほぼ全部親子酒をかけて詰めていったのですが、まーこれが我ながら、良くならないったらありゃしない(笑)。それでも稽古会の講評をICレコーダーで録音して(これは舞歌さんの真似)、修正項目を書き出したりして改善し、10分に縮めながらちょっとずつ磨いていきました。仲間の皆さんには根気よく講評をしてもらい、本当に感謝をしています。稽古が無かったら、絶対に今回の受賞は有り得ませんでした。

また酔っ払いその他、具体的な演技に関しては無眠さんにもメールで教えを乞いました。丁寧にいろいろ教えてもらい、本当にありがたかったです。

それでも、直前の稽古でもまだ山のように指摘があり、このままでは全然ダメだ、えらいこっちゃとあまりのプレッシャーでその日の帰りは現実逃避、普段しないスマホのゲームをダウンロードして、うつろな目で遊んでたくらいです(笑)。ちょっと痩せたし(笑)。
一番手こずった(というか未だに未解決)なのは、息子が帰ってくるシーンのインパクト。「遺言」のころから、テクニカルな展開が手に負えないときはマンガ的演出にすり替えて逃げる、という悪どい手を使うダメ人間ですが、今回もここは煮詰まり、予選2日前にやぶれかぶれで、「ふすま、バーン!」と絶叫して入ってくる息子に変えました。何をやってるのだ、私は・・・

これ、なんか原型があるなー、と当時は思い出せなかったんですが、後から気が付きました。「ごっつええ感じ」の、「四万十川料理教室」のキャシー塚本先生です(憶えてる人居るんか)。落語の神様にはお詫びをしたい、と本気で思っています。

そんなこんなで、もう全く自信0%で挑んだ千葉大会でしたが、お客様や演順にも恵まれたこともあって、たくさん笑って頂けました。ほんとにうれしかったです。予選の講評では圓馬師匠に「分かりやすくて面白い」と言って頂き、自身が目指すところそのものを言ってもらったので、これは本当に嬉しいコメントでした。

そう、入賞したことももちろん有難かったのですが、「江戸の親子酒を上方でやったらオモロイはずや」という自分の狙いを形にして、予選と決勝でたくさん(、やっと自分が「これくらいは」と目指してた位の大きさで)笑ってもらえたこと、それが一番嬉しかったことかもしれません。なんせ、お客さんに笑ってもらいたくてやってることですから。

それと、いろんな人から(本当にいろんな人から)おめでとうを言ってもらえた。これはもう、本当に何物にも代えがたいです。

これからも、面白い落語をたくさんやって、たくさん笑ってもらえるよう、がんばります。(コメントが小学生・・・)

次の舞台は12月13日の吠えたぬ5、演目は「振り込め!!(桂三風作)」ネタおろしの予定です。

皆さん、お時間ございましたら、ぜひ遊びにいらしてください。

これからも、よろしくお願い致します。

関大亭豆蔵


PB220243_R.jpg
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恐れ多くも出演予定(4月~5月)と、今年の池田は見送り三振でござるの巻
2015/05/31(Sun)
(このエントリーは、5月末までトップに表示されるようにしてあります)

おかげ様で、たくさんたくさん、出演の機会を頂いております。
オファー下さいました皆さん、本当にありがとういます。どの舞台も、精一杯、務めさせて頂きます。
自分でも何が何だか、訳が分からなくなってきた(笑)ので、生理も兼ね、あやだ来ちゃった、もとい、整理も兼ね、まとめて告知をさせて頂きます!
お時間ございますれば、是非、遊びにお越し頂きたく、平にお待ち申し上げております!!

以下、敬称略、ご容赦下さい。


「千束寄席」

千束寄席

商店街の集会所での落語会!楽笑会さんメンバーのお手伝いをさせて頂きます!
「憧れの甲子園」ネタおろしっ!

4月11日(土) 14:30開演
千束 浅草千束通り商店街 中町会会館2F
ぱん駄・さえの助・小夏・豆蔵
木戸銭無料



「第2回 吠える狸の落語会」

第2回チラシ(JPEG大)

主宰させて頂いております「たぬき連」、2回目の寄席となります。今回は世田谷!
三味線オンリーですが、こまりさんに生下座入って頂けました!(ご近所!)

4月19日(日) 14:00開演
千歳船橋 桜丘区民センター
http://www.city.setagaya.lg.jp/shisetsu/1202/1235/d00004101.html
(順不同)
・風林火山「死神」
・さえの助「鮫講釈」
・安芸「幇間腹」
・小遊「北海道物産展」
・豆蔵「憧れの甲子園」
木戸銭無料

各webニュースにリリース出てますが、告知文がフザけてる!
http://www.walkerplus.com/event/ar0313e96939/



「東本郷で落語を楽しむ会」

150429_東本郷で落語を楽しむ会チラシ

泣く子も黙る(その後、石になる)社会人落語界のゴッドマザー、てまり姐がついに動き出しました。初回!
「今回うまく行ったら続けていけるかもだから、がんばってよね」両肩にずっしりとのしかかる席亭のフレーズ!爆死!

4月29日(水祝) 14:00開演
東本郷地域ケアプラザ
http://www.kazuefukushikai.jp/careplaza/
風林火山(2席)・舞歌・舞子・豆蔵
木戸銭無料



「~笑ってご長寿~6時間耐久マラソン落語会」

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楽語の会名物・津島のマラソン寄席に今年も出場させて頂きます!
今回の目玉は何と言っても、大御所3人によるリレー「地獄八景亡者戯」!
故米朝師匠への、社会人落語家からのはなむけ!これは必見!
私も爆笑狙ってフルスイングします!三振!(え?)

5月4日(月祝) 10:00開演
津島 瑞泉寺
無眠・猿之助・栄歌・寿芸虫・河太朗・さん太・笑天・夢輔・若蔵・玄張・志ょ朝・小寿慶・写碌・小遊・豆蔵
木戸銭 前売り1200円 当日1500円



「やせがえるの会 番外編」

150505_やせがえるの会番外編

去年、池田のファイナル出してもらったので、そのご褒美の舞台、頂戴しました!
大御所に交じって、雑穀のような私!(まあ豆だしねってやかましいわ!)ぷぎゃー!がんばりまっす!

5月5日(火祝) 14:00開演
名古屋・栄 朝日神社
無眠・栄歌・猿之助・小遊・舞歌・豆蔵
木戸銭800円



「落語アナーキーインザ新宿(RAITsI ・ ライチ)」

2015新宿サブカル_表 1424269205717.jpg


大見得切ったチラシだけが独り歩きする、恐怖のインデペンデント寄席!
誰だこんなの企画したのは!って俺だよ俺!
誰がいったい何をするのか、いまだ不明!5人が「縛り無し縛り」落語をぶっ放しまっす!
私も創作かけようと思って書いてるんですけどね・・・書いてるんですけどね・・・(凍結)
web告知、かなりあちこち出てます。(小遊姐あざす!)
http://www.asahi.com/area/event/detail/10168797.html

5月17日(日) 14:00開演
新宿 フリースペース無何有(むかう)
風林火山・小遊・遊若・ぷかり・豆蔵
木戸銭無料



「しょこら寄席」

150530_しょこら寄席

こじんまりしたワインバーの店内での落語会です。
舞歌さんの旦那さんプロデュース。杵柄会の金夢さん、初共演
させて頂きます!うれしい!
私も、店中のワインが酢になってしまいそうな落語します(告訴されるわ!)
ヘサベサに遺言フルVer!

5月30日(土) 16:00開演
田町 ワインバーしょこら
http://wine-chocolat.com/
金夢(2席) 舞歌 豆蔵
木戸銭1000円(1ドリンク・おつまみ付)
※要予約 



この後も、お知らせしたい出番が続きますが、また改めてご案内申し上げます。(まだ先だし。)
へたっピなのに、たくさん呼んでもらって、私、鼻毛が若干そよぐくらい幸せです。
おっさん、出番に感動。(「乙女、パスタに感動。」風に)
がんばるぞ!



それと、一部の方には既にお話ししてますが、今年の池田の社会人落語日本一決定戦、応募できなくなっちゃいました。理由は昨年のドーピングが発覚したから、ではなく、だいじな会議を休んで、翌日秘書と温泉旅行に行っていた、からでもなく、甥っ子の結婚式と日程がバッティングしちゃったからです。残念ですわー。甥っ子が破談になったら応募します(こらっ)。

当日は、皆さんのご健闘を、京都・下賀茂神社よりお祈りしておりますので!ファイッ!


豆蔵
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追悼 桂米朝師匠
2015/03/20(Fri)
思えば、いつも米朝師匠がスタンダードでした。

落研時代、大学の図書館の「米朝全集」はいつも何冊かが貸し出されており、周囲の埃をかぶって眠っている本たちとは違い、明らかに布張りの背表紙がすり減って光っており、「実用書」として我々落語大学の部員に愛用されていることを物語っていました。学生の時は買えませんでしたが、就職して大阪・茶屋町の古書街でまとめ買いした時は無性に嬉しかったものです。
その他「上方落語ノート」などの著作を読んでも、その膨大な勉強量、調査の広範さ、博覧強記ぶりはいち噺家の範疇をとうに超えており、その上であの普遍性が成り立っているんだなと思うと寒気がします。

CDの米朝全集、むさぼるように聴きました。私にとってはこの方が上方落語の座標軸の中心にあり、ほかのプロの落語家さんは「米朝師匠とどう違うか」みたいな見方をしていたように思います。

DVDの米朝全集、結婚した時に勢いで全巻買いました。15年以上経ってから、東京で社会人落語をするようになり、時々貸してあげたり自分で観たり。高い買い物でしたが良い買い物でした。

そして高座、幾度となく拝見しました。京都金毘羅神社の米朝一門勉強会、サンケイホールの米朝一門会・・・堺かどこかの市民会館で見た「替り目」は本当に凄かった。大ホールが滑稽風味の夫婦愛で満たされていました。

米朝師匠の落語の凄さは何なのか。私が前から思ってたのは「凄いと思わせない凄さ」ではないかと思います。ふわりと目の前に現れる落語の世界。現実世界との間にまったく敷居の無いストレスフリーさといいますか。作為がほとんど感じられない。常に目の前にいるようで居らず、見ていたのは喜六やら甚兵衛はんやら、天狗やら子供やら落語の中の人物であって。
逆に、素人が落語やってて、演技が勝ちすぎると「それじゃ落語じゃなくて演劇だよ」って言われて困ってる方おられますが、そういう人も米朝師匠をよく見ると良いように思います。落語の世界の演出が必ずしもどぎつい感情表現だけではない事に気づくでしょう。(もっとも、私自身は思いっきり感情入れてやっても「きょうはあっさりやってたね」と言われる位ですけどってやかましいわ!)。

そんなこんなで、戦後上方落語の最重要人物をリアルタイムに、晩年だけでもフォローする事ができたことは本当に幸せでした。本当に、ありがとうございました。安らかに、お眠り下さい。


今頃、あっちの寄席小屋では、師匠の名前の横の、「近日より」の札が外されているのかな。


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総括2014
2014/12/27(Sat)
社会人落語2年目、ドトーの2014年が終わりました。
高座数は24回でした。落語始めた去年は7席でしたから、めっちゃ増えました。皆さんほんとにありがとうございます。

饅頭怖い ×4
阿弥陀池 ×1
就活根問(三題噺創作) ×1
この中にひとり ×4
遺言 ×11
だんじり狸 ×2

まんこわはあれだけやってたのに最近ご無沙汰。またリフレッシュしてやりたいなと思ってます。
阿弥陀池、1回しか結局やってない!最近、舞歌さんの見て面白かったので、またやりたくなってきた。
三題噺、苦労しました。たぬき連の稽古会に初めてかけたネタでもあり、思い出深いです。
「この中にひとり」は落語ちゃうやろ!というご批判もあるかと思いますが、まあまあ、まあまあまあ(懐柔姿勢)。隙間でチャチャッとやるにはほんと便利でした。
遺言は沢山やったなあ、と思ってても回数知れてるのかなあ・・・。まだ当分やると思います。
だんじり狸は、たぬき連の設立に密接にリンクしているのでホント忘れがたい。死ぬ前の走馬灯に出てくるであろう。

私はホームグラウンドみたいな場所を持たず、各地の落語会に呼んで頂いて出る、というのが基本なので、基本、皆様とのご縁がないと自然死する演者です。その中でこれだけ呼んで頂けて、本当に有難いと感謝しております。

また今年、特に後半は、たぬき連の設立とその運営、そして「第1回吠える狸の落語会」の準備に心血を注ぎました。ここまで物事に入れ込んで取り組んだことは、今までの人生でなかったかもしれません。今の取り組みが、きっともっといいものになっていく、と信じて来年もやります。

それとたぬき連以外のスペシャルな寄席もいろいろ考えてますので、オモローな花火が打ち上げられればいいなと思ってます。

あ、それと、単身赴任生活、7年目突入が確定しました。家庭的にはどないやねんという感じですが、落語的にはええかな、と思ってます(この考え方まずいよねー)
まあいつ居なくなってもいいように、毎回、最後の舞台だと思ってやります!

皆様、来年も何卒、よろしくお願い申し上げます。

                                 2014年12月 豆蔵

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「第1回吠える狸の落語会」と「だんじり狸」のこと。
2014/12/12(Fri)
主宰させて頂いております社会人落語グループ「たぬき連」、その旗揚げ公演となりました「第1回吠える狸の落語会」は、去る12月7日(日)、盛況のうちに開催することが出来ました。お越し頂いた皆々様、本当にありがとうございました。

初回はとにかく、ここでやったろかいっ!てな感じで、神楽坂は毘沙門天・善國寺さんをお借りしました。心配していた集客も、お蔭様で蓋を開けると大入り満員、追加で座布団を出して50名以上のお客様にお集り頂けました。

まあでも、今回は初回という事で、知人にも無理言って来てもらってて、言ってみれば、「保険の外交員に就職した姪っ子のために、親戚のおっちゃんが生命保険入ってあげてる時期」みたいなもんで、早いところ根城を定め、活動したいなと考えています。



今回、私が手掛けさせて頂いた「だんじり狸」は、今回の旗揚げで、ネタおろしをしました。「たぬき連」の「たぬき」は、芸事が好きな動物の象徴ですが、いちばんのルーツは、どうしてもやりたかったこのネタからイメージを引っ張ってきたものです。

「饅頭こわい」では、入れ事を極限まで増やしたデコトラのような内容で、とにかくショートスパンの笑いに徹し、次の「遺言」では、人物の突飛なキャラづくりを重点テーマにしてきました。今回の「だんじり狸」は、笑いどころの少ない、ある程度の長講を、最後まで飽きずに聞いてもらうことが出来るか、という、自分的には今まででいちばんハードルの高い挑戦になりました。

またこの作品は「遺言」と同じく、落語作家の小佐田定雄先生の作品ですが、現在口演されているプロも少なく、私は落研の先輩である、浪漫亭来舞さんの演じる「だんじり狸」の音源しか、聴いたことがありません。所作や目線が一切わからず、しかも前半は人物3人で会話が進むので、人物の位置関係などを設定しながらネタを覚えるのに、最初ずいぶん苦労しました。それと、似たような年恰好の友だち仲間3人の演じ分け。たぬき連の稽古会で意見をもらいながら、少しづつ形づくったネタとなりました。時間や距離の問題もあり、来舞さんに直接稽古をつけて頂くことができなかったのは、今でも心残りです。



「だんじり狸」には、トラちゃんと言う子供が登場します。トラちゃんの父親「梅やん」は、流行り病で死んでしまい、母親と(おそらく)二人で暮らしている、だけど元気な男の子。

初めて来舞さんの音源を、てまりさんから借りて聴いた夜、脳裏には、自分の息子たちの姿が浮かんでいました。私は6年前から単身赴任中で、下の子が小学校に入る前から卒業まで、月に2回程度しか帰宅しない、幽霊のような父親です。そんな、父親らしい事を何もしてあげられていない私ですが、音源を聴いていると、なぜか彼らの、例えば、単身赴任になった事をを初めて告げた時、目をパチパチさせながら、すこし小さな声で「さびしくないよ」と言ったこととか、連休で帰った時に「父ちゃん、あしたも居るよね」とそっと聞いてきたこととかが、走馬灯のように思い出され、気が付くと泣いていました。自分の父親としての不甲斐なさが身に染みると言いますか。
ですので、このネタは私にとって、特別なネタで、自分で演じるなんてとんでもない。いつかやれれば良いけれど。そんな風に考えていました。

そうこうしている内に、「たぬき連」を立ち上げる事になり、最初の寄席に何を掛けるか決める必要が出てきました。今さら「遺言」でもないだろう。だんじり狸は?でもこの噺は難しいぞ、来舞さんにも、てまりさんにも反対されたし。これはまあ、いつかやろう。

・・・

いつか?

ちょっと待て。いつかって、いつだ?

来年死ぬかもしれないのに、今、やらなかったら、一生やるタイミングなんて来ないんじゃないの?やるとしたら、今だろ。「やらぬ後悔より、やった後悔」って小遊さん言ってたし。とにかくチャレンジするのは、今しかない・・!!

まったく勝算もないまま、もうこれしかない、好きだからやりたい、という思い込みだけで選んだネタでした。
それが吉と出たのか凶と出たのか分かりませんが、個人的に非常の思い入れの強いネタで、初回のトリを務めさせて頂いたことは、一生忘れられない経験となりました。演順に関し支援してくれた、たぬき連のメンバーの皆さんには、本当に感謝をしています。



それからこのネタを演じる上で、こと東京に於いては頭の痛い問題がありました。ハメモノです。

「だんじり狸」は、終盤に、大太鼓と当り鉦によるだんじり太鼓が聴こえてき、その音が最後、大きく激しくなって太鼓の音で落とす、という珍しい噺です。ハメモノで落とすパターンは、他には無いのではないでしょうか。しかも、あるセリフがきっかけで演奏が変化するため、CD音源では対応できないのです。

江戸落語にハメモノがない事が決定打だと推測していますが、他の地域とは違い、東京の社会人落語では、生の下座はほとんど存在しません。この環境で、どうやって実現するか。考えに考えて、今回、私は二つの実現手段を用意しました。

ひとつめはDTMによる代替音源の製作です。幸い、会社の友人に、デジタル音源での作曲が趣味の人がいて、彼に頼み込み、だんじりのループ部分と、最後の盛り上がり部分、2つを作ってもらいました。たしかティンパニーなど色々な打楽器の音源と何種類ものエフェクトを掛け合わせて作ってくれたと聞いています。実際、和楽器の音にしか聞こえない優れものです。
池ちゃん、ほんまにありがとう。今回は使わなかったけど、きっとどこかで使わせてもらいます。

そして2つめは、これは実現するの無理だろう、と思っていた、本物の生下座での実現です。
「だんじり狸」のハメモノは、大太鼓(オオド)と当り鉦、2つの楽器で演奏します。三味線が不要、というところが結果的には幸いしました。まず、当り鉦は、ゴールデンウィークに名古屋の楽語の会の寄席で鳴り物デビューした、小遊さんが買って出てくれました。もともと楽器は素養のある方で、名古屋で栄歌さんに少し手ほどきを受けた時、本番まで、それこそシンバルをたたくチンパンジーのおもちゃ並みの熱心さで叩きまくってあっという間に叩けるようになられ、栄歌さんや無眠さんを唖然とさせた腕前で、自前の鉦をひっさげコンチキチンを。

そして大太鼓は、舞歌さん。ご自分の日記にも書かれていましたが、嫁ぎ先のご親戚がたまたま和太鼓の師匠、という、どれだけ下座向きの一家やねん、という家族総動員体制。地元で開催されている「はらはら寄席」は、旦那さんの三味線も入る生下座体勢を整えつつある寄席です。そんなインフラをバックに、舞歌さんが「ほな私が叩いたるわ」と。
ただ、寄席囃子で使えるようなオオドが無く、困っていたところ、又してもこれは舞歌さん頼みなのですが、参加されている別の落語の会でお世話になっている方が、適したオオドをお持ちで、快く貸し出してくださり、メンバーと道具が整いました。
本番まで、何度も何度も稽古をしました。平日、通勤姿でオオドと木枠の袋をぶらさげやって来る舞歌さんの姿や、骨折してるのにヨロヨロと稽古会場まで来てくれた小遊さんに、何度も心の中で手を合わせました。

このように今回の「だんじり狸」は、本当にいろんな方の尽力を賜って、実現にこぎつけたものです。本当に、ありがとうございます。感謝してもしてもしきれないです。

そんな「だんじり狸」ですが、あと1回、舞歌さん地元の「はらはら寄席」にかけさせて頂きます。12月13日土曜。(これ書いてる時点で前日なので、遅すぎる告知ですが)皆様、お時間おありでしたら、お越し頂けると幸甚です。



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「たぬき連」、はじめました。
2014/10/13(Mon)
豆蔵です。

いつもフニャフニャしてますが、きょうだけ、まじめに書きます(今日だけか)

この度、東京で 「たぬき連」 という、ケッタイな名前の、社会人落語家のグループを作りました。
平たく言うと、たぬき連はこんな集まりです。以下の「たぬきの口上」に、やること為すこと、の全てが書いてあります。



【たぬきの口上】

・たぬき連は、もっと落語が上手になりたい!もっともっと寄席やりたい!と願っている、
 関東在住のたぬき(=社会人落語家)の集まりです。

・たぬき連には、あちこちからたぬきが集まります。他のどこに所属していてもかまいません。

・たぬき連は、落語のけいこをします。プロの指導者はいません。
 みんな素人なので、お互いの落語をいっしょうけんめい見て、いっしょうけんめい意見をします。
 そうやってお互いうまくなります。

・たぬき連は、寄席をします。
 ねじろにするところはまだ決まっていませんが、例えばお寺や神社のような、
 ずっとそこにある場所で、地元のひとが毎回たのしみに見に来てくれる寄席をめざします。

・たぬき連は、寄席のあと、おけいこと同じように、落語の中身にみんなで意見をします。
 次の寄席をもっともっといいものにするためです。

・たぬき連は、事あるごとにお酒を飲みます。お酒を飲んでながながとおしゃべりをします。

・たぬき連のたぬきは、日本中のたぬきと仲良しになりたいと思っています。
 なので、寄席によそのたぬきを招いたり、逆に出かけて行ったりもします。

・たぬき連は、「いっしょにやりたいな」と思う、たぬきを探して、声をかけ、なかまを増やします。




現在、以下のメンバーで、5月中旬から既に活動を始めています。(五十音順 敬称略)

・鹿鳴家安芸
・関大亭豆蔵
・狐々亭さえの助
・参遊亭小遊
・千壱夜舞歌
・二松亭ちゃん平
・二松亭風林火山
・悠々亭はるか    以上8名


で、旗揚げ公演をやります!

是非是非、足をお運び頂き、一体何をやらかすのか、暖かい目でお見届け頂きたく、
平にお願いする次第です。今後とも、ご贔屓に。



            2014年10月13日 
            たぬき連 席亭 関大亭豆蔵




◆第一回 吠える狸の落語会

第1回吠える狸の落語会チラシ(最終版)

(クリックすると最大化します)

  日時: 2014年12月7日(日)13:15開場 13:30開演

  場所: 毘沙門天善國寺 (神楽坂)
       新宿区神楽坂5-36
       http://www.kagurazaka-bishamonten.com/
       東京メトロ有楽町線ほか飯田橋駅から徒歩約5分
   
  番組:

      ・二松亭ちゃん平 「のめる」
      ・千壱夜舞歌   「阿弥陀池」
      ・参遊亭小遊   「正義の味方」
      ・鹿鳴家安芸   「天狗裁き」

           -中入り-

      ・たぬき連一同   口上
      ・二松亭風林火山 「夜尿一族の陰謀」
      ・狐々亭さえの助 「王子の狐」
      ・関大亭豆蔵   「だんじり狸」


   木戸銭:無料




【最後に】

この、たぬき連は、私が企画発起してメンバーにお集り頂き、何においても侃侃諤諤の議論を経つつも、私が最終的な意思決定をして突っ走っています。なので、不行き届きな点(「わしに事前に話が無いやないけ」とか)、ご不明な点(「具体的にどんな稽古しとんねん」とか)、お心苦しい印象を与えてしまう点(「わしに声掛けへんとはどういう事やねん」とか)・・・などがあれば、それは一切、席亭でありますわたくし、

関大亭豆蔵が、その責を負うところ 

でありますので、何卒、お問い合わせ、ご照会などは、当方迄賜りたく、お願いを申し上げます。
本ブログ、およびmixi等へのコメントでも、もちろん結構です。

メール *a*enovski@g*ail.co*  (*に"m")
電話  090-*236-94*2   (*に"1")

                               以上
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第6回社会人落語日本一決定戦
2014/10/07(Tue)
台風が過ぎ去り、妙に静かな夜ですが、私も妙にまだ痺れたようで、ほわんほわんしてます。

夕べ久々に、5時間連続して寝ることができ、今もなお、めっちゃ眠いです。

今回、2回目の挑戦の池田で、決勝戦に進出させて頂くという、身に余る機会を与えて頂くことができました。ひとえに皆様のお蔭です。本当に、本当にありがとうございました。

昨年の1月、約20年ぶりに、昔取った杵柄で…のつもりで参加した、社会人落語の世界。よく考えると昔、ろくな杵柄が取れておらず、その余りのスキルの低さに大沈没した復帰の舞台以来、それでも、皆様とのご縁とご支援で、様々な舞台に出演させて頂く経験を積ませて頂きました。それこそダダ滑りの舞台も幾度となく経験し、その帰り道、公園のベンチでひとり泣いた事も一度ならずありましたが。今回は、報われた、ありがたいな、と素直に嬉しいです。

今回やった「遺言」は、去年の池田の後からですから、それこそ準備を含め1年やってたことになります。なっげー。さっき勘定すると、池田の決勝で、高座にかけるのは10回目でした。それこそ耳タコで、周りの人は「また遺言かよ」とお思いやったと思いますが、とにかく私はネタ覚えも悪いしテクニカルな表現が苦手だし、すぐ勢いと思い付きのギャグで逃げ切ろうとする性癖は自分で分かっているので、1年かけて積めるだけ積もう、と腹を括ったところは正直ありました。そうでもしないと、全国から集まってくる猛者たちに肩を並べるなんて正直出来ないだろうと。今年、6月の4連戦以降、高座の予定があまりなかったのをいいことに、12月にネタおろしをする予定の次のネタの準備と、池田向け10分の遺言の取り組み、そのふたつで夏を過ごしました。高座がないとつまらないな、と思ったりもしましたが「豆蔵、それは神様が与えてくれた時間だよ」と言われたこともあり、きっとそうなんだ、だから有効に使うべきなんだ、と自分に言い聞かせる日々。

元々、面白いネタだし、1年前からさんざんやってるんだから…と思っていましたが、いざ10分に縮めてやり始めると、いかに自分が無駄で冗長なコトバに時間を費やしているんだろうとか、会話なんだから感情はリニアにつながっているはずなのに、それを自分がいかに適当にぶった切ってやっていたかとか、気づくことは毎回ありました。
それと、学生時代、一生懸命教えられた通りにやって、それができず怒られ、練習してもまた出来ずで評価されず、といった悪循環によくはまっていたので、ズルい大人の私は「やれないんだったら、もう自分のやれる方法に変えちゃう」という方法を、実は良く取ってます。例えば「遺言」では、おじいさんが、たばこを吸いながら親父の臨終の場面を語り始めるが、何回も同じことばかり言うのでしまいに主人公がキレる、というシーンがあります。この場面、このネタのエキスパートであります、猿之助さんに、GWに細かく稽古をつけてもらったのですが、猿さんはとにかくテクニカルにセリフのピッチや所作とのシンクロを微妙に変化をつけられるのを、どうやったってうまくいかない。あまりに不器用な自分に腹立ててたのですが、もうしまいに、たばこを吸わずに詰めてばっかりするもんだから、吸ってむせてしまい「…詰め過ぎてる…」「あんたが詰めたんやっっ!!」というコントっぽい展開にごっそりすげ替えました。いやはや、にんともかんとも。そういうズルさだけ上手になっても、たぶんそれがまた壁になって立ちはだかることは分かっているのですが。

いろいろやってて、消化できないうちに次の課題が降ってきたりするし、ちょっと別に取り組んでいる事とかもあり、お盆以降くらいから、かなり精神状態的にはおかしくなってました。その頃から直前にかけて、やつあたりの犠牲になってくれたり、話を聞いてもらった人には本当に頭が上がりません。実はそういうことをかなりやってる甘えっ子です。

予選は本当に緊張しました。余裕をもって2時間前に食べた昼食を吐きました。本番では久々に口の中が本当に完全にカラカラになり、ミイラのようになりました。でも知った方が何人も客席にいて下さり、笑い声にずいぶん助けて頂きました。しかし、ほんとに緊張してやってたので、会場の反応がいまいち掴めてなくて、自分ではかなり不出来な印象で、「こりゃダメだな」と思いながらも、まあやるだけやったわいな、と。

それと、ちょっとええ子ちゃんな事もしてて。
私の出番は後の方だったので、自分の出る会場は自分で盛り上げよう、と思い、前半はお客になって、ずっと同会場の方々を笑い声で盛り上げました。寄席で自分だけがウケて本選に進めれば、と考えるのもムシがいい話だよな、とも思ったし、某名人に教えて頂いたタイガー・ウッズの「ライバルの成功を願う事が自分の成功につながる」という逸話を信じたかったのもあり。だから他会場の知り合いをまったく応援に行ってない薄情者です。ほんまにすいません・・・。

決勝は、実は予選より、はるかに楽しくやれました。入場の時、客席のあちこちから声をかけて頂いたのが本当に嬉しかったです。

ああ、味方や、味方が居る、味方がこんなに居てはるわ、と。

皆さんのお力で、というのはだから本当です。だから思いっきりやれました。もう全部出し切ってて、これがセックスだったら腎虚で死ぬわ俺、みたいな感じで。だからもう、まったく悔いは残ってません。あの時点での、私のすべてがあれだったので。

「焦らずにじっくりやったらいいよ」と言ってくれる人がありますが、落語に関してはものすごい焦燥感が自分を衝き動かしています。別に記録に残らなくったっていい、仕事や家庭の事情で急に落語ができなくなったり、あしたポックリ逝ったとしても悔いが残らないようにしたい。割とそういう「もう後がない」っていう気持ちでやってます。


 「死ぬまで全力でやれば、
  好きになってくれなくても、
  なんかがんばってたなって
  言ってもらえるかもしれないじゃないか」

    - アンガス・ヤング (AC/DC)


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寄席点描(140504-06)GW名古屋3連戦
2014/05/11(Sun)
いまさら、ホント今さらになってきましたが、書いてしまわないと先へ進めないような気がするので、書いておこうと思います。おそらく長くなります。

ゴールデンウィーク、所属している楽語の会主催の寄席3つに、3日連続で出演させて頂きました。
3日連続で落語、しかも全部違うネタ。わたし、今んとこ、持ちネタ3つしかないので、全部です。
要はカラオケ行って8時間かけて持ち歌全部歌え、と言われているようなもので、非常にチャレンジングな内容となりました。
GWは遠方優遇、というリーダー無眠さんの配慮もあり、大阪の猿之助さんや関東のかね平さん小遊さんが参加、という「天下一武闘会」のような様相を示していました。まあ私はクリリンみたいなもんですがってやかましいわ。
しかもネタのひとつが「遺言」、これは猿之助さんの大得意ネタであり、猿さんの前でこれをやる、っていうのは、石川さゆりと一緒にカラオケに行って「天城越え」歌わされるようなもの。しかも3連戦のハイライトとなる寄席で。

ちょっと話がそれますが、私はいつも全力でやるようにしてます。
と言うか加減の仕方が分かりません。
ベースにはエガちゃんこと江頭2:50の言葉が実はあります。

曰く、

  「これをやったら次回でられなくなるんじゃないか」
  なんて考えないようにしている。

  人間いつ死ぬか分からないから 、
  その時の全てを出し切りたいんだ。

  俺はいつ死ぬか分からないし、
  見てくれる人だっていつ死ぬかわからない。

  視聴者が最後に見た江頭が、
  手抜きの江頭だったら申し訳ないだろう?



そう、手抜きのまめぞうなんてお見せしたら、それこそ時間泥棒だわ。

なーんて、いっつも勝手に心の中、遺書を書いて舞台に臨んでいるのですが、そんな気合で望んでも、結果はなかなか思うようにならないもので。

4日 中日寄席 「阿弥陀池」 ×
5日 津島マラソン 「遺言」 △~○
6日 明通寺  「饅頭怖い」 ×~△

自己採点としてはこんな感じです。

4日の阿弥陀池、最悪でした。このネタへの取り組み方を根本的に考え直すか、もう封印する時期に来ているのか。
昨年1月に社会人で落語復帰第一弾でやった内容から、今回、かなり元ネタに戻し、いわば本寸法、「付け焼刃は剥げ易い、人から聞いた話をよそでしてもしくじる」という、上方の仕込みネタのベーシックな笑いをもう一度見直すつもりでやったのですが、なんかもうスッカスカ。人から見るとまだまだ変化球だらけ、そこまでいじる必要あるの?と反省会で指摘され満身創痍。声張りすぎ、全部取りに行ったらお客も自分も疲れる。そんなご指摘が身に沁みました。自分の不甲斐なさに、打ち上げでボロボロに大泣きしました。でも2次会のカラオケで復活。ウルフルズその他歌い終電で帰宅。

5日の遺言、めっちゃウケました。それこそ割れんばかりに。ただそれはネタが元々面白いのと、ニンに割と合ってたからであって、100%自分が意図して産み出せた笑いとはとても言えないような気がしてます。だいたい、色々やらかしすぎた。キセルの灰落としてないとか。何年落語やってんだ。それと今回、着物を新調したのですが、それに合わせて栄歌さんが羽織、猿さんが紐を貸してくれ、生まれて初めて羽織を着て高座に登りました。ところが慣れない事をするとロクなことがなく、羽織を脱ぐのを忘れてネタに入ってしまい、いつ脱ごうかしらんと考えてるとネタを飛ばし、と学生かおまえは!みたいなオロオロ具合で、客席の舞歌さんやはるかさんは観てて「ああっ!」と顔を覆ったそうである。甥っ子のピアノの発表会か。

でもよー受けたなあ・・・(半笑い)

6日の饅頭怖い。前日までの疲れで声が飛び、全然伝わりませんでした。出る資格ありませんでした。ちゃんと体調管理しないとダメですね。



その他、思い出深いところを、恒例の点描方式で。

いろんな方が観に来て下さいました。岡崎から落大OBのこまちさん、大阪から同じく落大OBの圓九さん、そしてけーじさん。関東から落語仲間の駄咲さんじむちょうさん夫妻、二松のはるかさん、舞歌さん、ちょろぎ。皆さん本当にありがとうございました。比較的マシだった遺言をお見せできて、まあ良かったです。
 おこがましいかもしれませんが、社会人落語に深入りし始めてから、単身赴任&出張多いというのを活かしてあちこちの落語する方と関わり、つながるようにしてきたことが、徐々に徐々に他の方にも伝染してるんだったら、こんなに嬉しいことは無いなと思ってます。常々、私はこの世界でシナプスとか、あるいは触媒みたいな存在でありたいなと思ってます。


楽語の会のメンバーの皆さん。寄席運営への有形無形の関与、そして個々の落語のスキル、見識、本番での実力。これだけ年齢層、芸風等多彩で、しかも充実している会は全国でもそうないのではないかと思います。百戦錬磨の安定感、それでいてストイックでアツい。またこの集団を取り纏めている竜宮亭無眠さんの求心力、心配り、そして舞台への熱意&結果。冗談抜きで文化功労賞ものです。今更ですが参加させて貰っているヨロコビをヒシヒシと感じています。

猿之助さん。この方の落語に対する熱意、知識量、ネタに対する細やかな演出には本当に圧倒される。本当に落語が好きなのが、イヤッちゅうほど伝わってくる。イヤーッ!(ここは言わなあかんかなと)
 落語を通じて自分を表現する事にこれだけ肩入れしている姿を観ると、自分の卑小さにちょいちょい嫌気が指しますが、それでもこんなスゴくてどびつこい人と親しくできて、マンモスうれP!

小遊の姐御。東京から一緒に出征し、ずーっと同じ部隊で各地転戦した、ほとんど戦友です。
 僭越ですが、割と前から考え方とか取り組み方とかルックスがいい所とか、自分とかぶるところが多く(なんかへんな事言った?)、苦楽を共にしたと勝手に思ってます。
 この4日間でやっと「まめぞう」と呼び捨てにしてもらえたので、私も安心して年増呼ばわりできます。


下座陣。これは先日、先行でツイートしたので再掲します。

 【謝辞】私のにんじゃりばんばんの出囃子化や、栄歌さんの「七段目」ハメモノを即日対応するきよきよさん&まきぞう嬢の実力と根性。「演者さんのリクエストには応えたいし応えようとしなければ下座で参加する意味がない(まき嬢談)」。演者は、斯様な下座さんの獅子奮迅の演奏を頂き演じてます。謝。

 マラソンの当日、下座で「吐きそう・・・」と言いながら、仇討ち直前の町娘のような形相で三味線を弾くきよきよさん。そしてその夜、打ち上げで完全に壊れてたきよきよさん。壊れる資格あるよなあ、と思って見てました。うるさかったけど。


中日寄席での反省会。
 この寄席はハネた後、演者の自己反省の弁のあと、他メンバーから指摘や意見をしてもらうという、チョー建設的な会。「中日だけは反省会をする」というのは無眠さんのポリシーでもあります。
 本当に沢山のご意見を頂きました。なかなか普通の寄席で、人の落語に意見って言いづらいもんです。それを敢えて、言う場を設定してある、というところに、ものごっつ値打ちがあると思います。頭ごなしでなくみな親身だし。ほんとありがたいです。


マラソン寄席の翌朝。明通寺に備え、ちょいとネタ繰ろうと座敷の隅でブツブツ言いかけると、
 
 「ちょっとええか」

 と無眠さん。即席でその場でマンツーマンの稽古を付けて頂きました。
 終わって、なんてありがたいんや、と思ってると猿之助さんが、

 「で、お前の遺言やけどな、」

 と、続けて「遺言」に関する具体的な演技指導。これまためっちゃありがたい。

 石川さゆりに

 「浄蓮の滝~やなくて、浄蓮のタァキィ~ね」

 って教えてもらうようなもんですわ!

 ふと見ると、いつのまにか他のメンバーも、横で真剣な顔で聴いている。「いや、こういうの俺らもめっちゃ勉強になんねん」と栄歌さん。いくつになっても研鑽せなあきませんよね。そうですよね。大御所の皆さんからご意見頂戴できたのは、じつは一番の収穫なのかも。


・他の方のネタに関して。猿さんの「質屋蔵」、夢輔さんの「宗論」、素晴らしい舞台百出でしたが、書き始めると恐ろしい量になってしまうので、一個だけ、個人的ベストアクトを。

 栄歌さんの明通寺での「七段目」。もうこれは、ほんまにびっくりしました。

 正直言って芝居噺って歌舞伎を知らんと面白くないやろ、と勝手に片付けてしまってました。
 甘かった。甘すぎました。面白すぎました。
 歌舞伎のパロディとか真似をする事自体が面白いんじゃなくて、ついつい歌舞伎の真似をしてしまう、登場人物の歌舞伎への入れ込み具合、が面白い訳であって、別に歌舞伎でも何でもいいわけです。で、なんで歌舞伎なのかというと、江戸時代、子供から老人まですべからく夢中になっていた芸能は歌舞伎であって、要は「超ベタな題材をつかった爆笑ネタ」なんである。何で今まで気付かんかったんやろ。落研出身の過去を隠したい位です。ジュノンスーパーボーイコンテスト出身にしとこうかな(どうでもいい)

 おそらく明通寺で見た栄歌さんの「七段目」は、100年前の日本人が見ても爆笑するだろうし、100年後の日本人が見ても「芝居噺って面白い!」って笑える、本当の意味での本寸法やなと。古典を古典のままやることがただただ正しい訳ではなく、人間のこっけいなさまをきちんと描く事がすなわち、本当の意味での本寸法なんだろう。そんな気付きに満ちておりました。

 上述した下座陣(+無眠さん猿さん)のハメモノ入りで、臨場感と迫力タップリ。得がたい感動でした。



とまあ、タップリ、ほんとにタップリの内容で、メタルスライムを3匹倒した位の経験値は稼がせて頂きました。大してレベルアップはしてませんけど。

今回の経験を糧に、今後の自分の舞台をより良いものにして行ければ良いな、ひいては社会人落語がもっともっと盛り上がると良いなと思っています。

しかし、一山超えた時にいつも思うけど、この年になって何を必死になってるんだろう。
たぶんもっともっといいもの見たいからだろう。普通に暮らしてたらたどり着けない場所、見えなかった景色を得られるからだろう。

青春こじらすと、ほんとえらいことになるわ。
皆さんも気をつけてください。
僕はとうぶん、お熱が取れそうにありません。


いこうぜ いこうぜ 全開の胸で
いこうぜ いこうぜ 震わせていこうぜ
もっともっと もっともっと 見たこと無い場所へ
ずっとずっと ずっとずっと 種をまいていく
全開の胸 全開の声 全開の素手で
感じることが全て 感じたことが全て


  (フラワーカンパニーズ「深夜高速」)




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【告知】 GWらくご東海ツアー「修行2014」
2014/05/02(Fri)
皆さんGWいかがお過ごしですか。
きょう、嫁はんは午前中仕事、子供たちは学校なので、私は家でひとり、羽毛布団や冬物を洗って干すという、主婦業の下請けをしながら、今までの人生で無いくらい(そう、嫁はんから「あんた、現役の時そんだけやってりゃあ」と白い目で見られるくらい)落語のネタ繰りをしております、って書くとかっこいいなーと思いながらお土産のバターサンドを食べ、コーヒーを飲んでます(坊や、余裕じゃないの)

しかしながらけっこう、ネタ繰りはしてまして、何でかというと、「楽語の会」主催の東海地区の寄席に、遠方者優先という事で、3日連続で出演させて頂くことになってるからでして。ここ1年半でかけてきたネタ3本を、1本づつ3日連続でやるという、初めての取り組みになります。正直、胃が痛いです。バターサンドもたれる(そっちかね)

ふだん、関東と名古屋の自宅を行き来していることもあり、なかなか東海地区の皆さんとの交流がこってりできる機会が無いので、メッチャ楽しみです。大御所の皆さん、あんまりいじめないで下さいね。ほんまに頼みますわー(寝っ転がってテレビのリモコンを足で操作しながら)
去年、津島の打ち上げから帰るきよきよさんの自転車が、めっちゃ蛇行してたのが忘れられません。


私と同じく、遠方枠というかスペシャルというか、普段東海地区で見られない演者さんも盛りだくさんです。
先日東京の拙宅にお泊りの際「夜と共に『遺言』のトークをしようぞ」と仰ってたのに、シーフードヌードルを食べ終わったとたん爆睡なさってた猿之助さん、東京都の日本酒消費量の1.8%を一人で占めているという統計が出ている小遊姐さん、日本一「楽語の会」のハッピを着ている時間が長いという統計が出ているかね平さん、などなどなど。

以下に告知させて頂きますので、お時間のある方は是非、お越し頂けるとうれしいです。

てか、じつは結構な人数の関東勢が観に来られる予定で、いったいどうなってんだ社会人落語!どうかしてるぜ!とアーハー?のジェスチャーをしたい状況です。みなさん本当にありがとうございます。来て頂けた方にはもれなくハグ、お姫様だっこ、頬擦りのいづれかをしてさしあげます。あ、男性限定で(きみそういう趣味かね)



★中日寄席

日時:5月4日(日)14:00~
場所:中日ビル(名古屋・栄)2F 特設ステージ
   *地下鉄栄駅すぐ 「中日劇場」のあるビル
出演:(順不同・敬称略)
   無眠・宇ん鵲・猿之助・小遊・豆蔵
木戸銭:無料 *毎回、あっという間に席が埋まりますので、お早めに!



★笑ってご長寿~6+1時間耐久マラソン落語会

日時:5月5日(月)10:00~
場所:・・・・ヒミツ!

   という訳ではないんですが、今年は10周年!という事もあるからか、、なんと前売りが既に規定枚数出ており「もうこれ以上告知したら、寺が爆発するから控えてくれ(と仰ったかどうかは定かではありませんが)との席亭からのお達しがあったので、これくらいにさせて下さい。すんません。とにかくまあ、えらいことになってます。

あと、無理をお願いして私、スペシャルな出囃子を弾いて頂けます!YOチェケラ!ほんとうれしい!


★明通寺寄席

日時:5月6日(火)14:00~
場所:明通寺
   愛西市佐屋町大字日置字本郷1248-1
木戸銭:カンパ
出演:無眠・栄歌・かね平・くっか・豆蔵




という訳で、私はこの3日間が終わったら、1週間休みがほしい。ほんとにそう思ってます。
とにかく、がんばって面白いのやりますので、どうかよろしくお願いします。

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