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まんこわと私(2)
2013/10/23(Wed)
2012年6月23日、土曜。

浦安から若干遠いなあと思いながら(当時はまだそんな事を思っていた)、
私はメトロと東横線を乗り継ぎ、菊名地区センターに向かいました。

懐かしい来舞さん、そして大先輩の笑鬼さんにお会いできたのは嬉しかったのですが、
開演まで、まだ私は斜に構えていました。社会人落語なんて。どうせ年寄りの冷や水だろう。

でも寄席が始まってすぐ、そんな気持ちは微塵も無くなりました。
当時のブログから転載。

きのう十数年ぶりに、生の落語、しかも落語大学OBの方の落語を見た。
来舞さんの「くやみ」と笑鬼さんの「住吉駕籠」。
もうお二人とも、まず、マクラからお客さんの巻き込み方が半端ない。
完全に温度を舞台、客席おんなじにしてからネタに入ってはる。
そしてネタ。完全に持っていかれた。演者が消えた。
落語ってこんなに面白かったっけ。学生落語とは又違う。


単身赴任が3年目になり、私の寮での私生活は半ばネット漬けだったため、
目の前で演じられる社会人落語はやたらと生々しく、躍動感に満ち満ちていました。

一番手で春木さんが非常に分かりやすく、落語のレクチャー半分で「つる」を
やっておられたのも印象に残ってます。



寄席がはねた後、私は思わず来舞さんにこう言っていました。

 「着物、たたませて下さい」

落研の時、先輩の着物を畳むのは、後輩の仕事でした。
ええて、そんなん、今の子はもうせえへんで、という来舞さんから、半ば無理やり
奪うようにして、私は来舞さんの着物を手にしました。後輩ならば皆知っている、
来舞さんの粋な柄入りの、真紅の着物です。

その紅の着物は、手にしてみるとわかりましたが、歴戦の舞台を飾ってきた
戦闘服のように、若干くたびれ、すこしほつれもしていました。
けど、だから余計に、その着物からは、明らかに舞台の躍動感が、
手を通じて伝わってきました。
ネットで少々面白いことを書いて、悦に入るだけの生活をしていた自分が、
なぜかとても小さく色あせて感じられ、胸が痛みました。



打ち上げの事は良く憶えていませんが、「おまえもやったらどないや」と
強く誘って頂いたのにも関わらず、私は「いやー無理ッス!無理ッスよォー!」と
10数年の営業マン生活で学んだ、安っぽい危険回避を弄して逃げ回っていました。
正直自分には無理だと思っていました。落語を?また憶えて?また人前でやる?
無理。無理無理無理。

そんな軟弱者が、腹を決めたのは、その2ヵ月後、菊名の寄席2回目の
打ち上げの席での、ある来舞さんの一言でした。(つづく)
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