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まんこわと私(11 最終回)
2013/11/03(Sun)
客席は満席に近い状態でした。自分のことで精一杯で、どなたが来てくれてはるとか、
まったく考える余裕はありませんでした。舞台に上がってからも、緊張で
誰が何処にいてはるとか、確認する余裕はもちろん全くなかったのですが、
あとで挨拶させてもらったり、声かけてもらったりした人を勘定すると、社会人落語
の演者と、そのファンの方々、落語大学の先輩後輩、会社関連の人、軽く
20人を超えてて、自分でもびびりました。
2つ前の小遊さんとパックで見に来て頂ける演順だったのも正直ラッキーだったと思います。

声はそこそこ出てたと思います。私は喉が弱く、すぐつぶれてダミ声になってしまうのと、やはり
ある程度高い声が出たほうが、有利な気がしていたのとで、私はカラオケボックスに練習に行くたびに
高いトーンでの長音の発声練習(息の続く限り「あーーーーー」を高い声で出す)を繰り返し
てやっていました。後輩のまっくからは「うる星やつらのメガネのようだ」と評されましたが。

肝心の落語の中身の方ですが、私が意図的に笑いをテンコ盛りにしているのを、お客さんが
最初から受け入れる姿勢で、とても良く笑っていただいたので、相変わらずのヘタっぷり
にもかかわらず、終始、大きな笑い声に包まれて、最後まで演じることができました。
もちろん決勝に進む事なんかできませんでしたが、観たほぼ全員の方から好意的な評価や
ミクシィ等での感想を頂き、「フジロックでメインアクトやないけど実はなかなかやりよったバンド」
みたいな評価をしてもらえたことは本当にうれしいです。

正直、録音して頂いた音源を聴き返すとダメなとこだらけで、一本調子でメリハリが無い、声張りすぎ、
感情表現があいかわらず薄い、だいたい早過ぎる(パンクバンドかっちゅうくらい早い)、
恐らくは緊張しすぎで手が震えてる、恐らくは表情硬い、フリ(所作)が雑すぎる、人物の
設定を考えて無さ過ぎ、着物の丈が短くてスネ毛出てる、と自分で見ただけでもダメなとこだらけで
正直うんざりします。

でも、落語を再開してこっち、自分が一番、人から言ってほしかった言葉「おもろかった!」を
言って頂けた事が、今回の最大の収穫かな。

終わって2週間が経ち、もうそろそろ次へ向けて動かなきゃいけないので、再始動してから池田までの
ことを、ダラダラと長くなってしまいましたが、記録も含め書かせて頂きました。
読んで頂いた方、お忙しいところ、本当にありがとうございました。



今後の事ですが、今回、古典落語という、しなやか且つ堅固なフレームを後ろ盾に、好きな事を
させてもらったので、それをベースに、徐々に「オリジナルの部分の比重を上げていく」試みを
したいと考えています。折りしも珍歌さんが「三題噺の会をやるから誰か出ないか」と呟かれた
のに、またしてもあまり考えも無く手を挙げました。時期は未定ですが多分来春。
どんな事になるか分かりませんが、とにかくチャレンジしてみようと思います。タモリが
かつて言っていた「自分の身の丈にあった仕事なんて来ない、背伸びしてやってけ」を、自分に課していく。
その次くらいで、完全な創作を一回やってみたいなと思います。出来上がってるネタをいじるのと
一から作るのとでは、鍋料理作りと土鍋作りくらい違うのは重々分かっていますので、
絶え間なく間合いを詰めていきたい。最終的にまた古典に戻るのかもしれませんが。

その前に、12月22日に「ほっと越谷寄席」にゲストで出演させていただきます。
前回のゲストが二松亭ちゃん平さんで、つぎ俺?イオンで買い物した次が子供のお店屋さんごっこかよ、
みたいなレベルの差がありますが、比べてもしょうがないので、池田よりも面白いまんこわを
やるべく頑張る所存です。時間制限のため泣く泣く外した下りや、クリスマスシーズンならではの
あたらしいクスグリを考えてあるので、それらを2ヶ月かけて実装します。本当に
時間がかかるダメ演者ですが、自分なりに自分を追い込んで行きたいと考えています。



また、この1年半で、社会人落語を通じて、物凄い沢山の方々と知己を得ました。
自宅のある東海地区、単身赴任先の関東、実家のある大阪。全国の社会人落語
さんたちと交流が私の最大の糧です。それと本音で意見をしてくれる方々。
不安定な私のメンタルを支えて下さっているのは皆さんの存在、そして言葉です。
これからもどうぞよろしくお願いします。

そして自分は、6年前にタイムスリップして、「阿弥陀池と私」を書いて
過去の自分のことで悦に入っている自分に、こう言ってやりたい。

 「おい、終わったつもりでいるけど、おまえまだ何も始まってねえぞ」


                               (了)



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コメント
-  -
毎回、楽しく(興味深く)読ませて頂きました。自身の心中の細やかさを丁寧に振り返り、それを表現する言葉の巧みさ。こんなにも豊かな表現力。読んでで、全く飽きませんでした。
私は不幸にも、豆蔵さんの高座を拝見できていません。でも、人生に楽しみが増えたと考え生きていきたいと思います。
私事ですが、一回目の池田の大会。落語みゅーじあむで「がまの油」をやりました。緊張しすぎて早口になり予定より1分30秒も短くなりました。口上が早口言葉になってました(笑)
2013/11/03 10:38  | URL | ちゃん平 #-[ 編集]
-  -
ちゃん平さん コメントありがとうございます。
読んで下さってて感激です。

ほんとは高座でひたすらに結果出すのが一番かっこいいと思うんですが、今回だけはいろいろ振り返って書いて、一区切り付けたいな、という思いが強かったです。それと私の高座はホントにダメダメなんですが、今回の池田だけは相当に思い入れを持って挑みましたんで・・・終わってから、さん太さんと小遊さんが目を丸くして「良かった!面白かった!」と迎えてくださったのは密かに勲章だと思ってます。
ちゃん平さんのような、素人離れした高座は望むべくもありませんが、少しでも近づけるよう、精進していきたいなと思ってます。これからも、よろしくお願いします。
2013/11/03 23:36  | URL | 豆蔵 #-[ 編集]
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2013/11/05 12:37  | | #[ 編集]
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